〈結論〉:集客する前に、「制度の理解」が必須
安定した施術所経営の実施→継続のために最も必要なのは、「集客」ではありません!
多くの施術所が「各種保険取扱い」と謳ってますが、3大保険の『健康保険・労災保険・自賠責保険』の本質(目的・性質(特徴)・違い)を正しく理解しているのでしょうか?
制度の本質を押さえずに集客を優先することにより、返戻や不支給・不払いリスクや不正請求の疑義は増える一方で、経営の安定化は遠のくばかりですよ。
👉 だからこそ「制度の理解」を第一主義に経営をすべきだと考えます。
なぜ健保・労災・自賠責を「正しく認識する」ことが経営に直結するのか?
柔整師にとって、患者が来院した時に「各種保険の扱扱い」を正しく提供できるかどうかは、そのまま収益or損失、またリスクに直結します。
各保険制度を「知ったかぶったまま」取扱えば、返戻・減収・トラブルにつながります。
特に、健保・労災と自賠責の保険請求の違いを理解していないと、返戻や不正請求リスクは確実に増えてしまいます。
逆に、制度を正しく理解して取扱えれば、収益を最大化しつつ患者の権利も守れる!ということになります。
健康保険(柔整療養費)
- 目的:日常生活における病気やケガを保障する社会保障制度
- 性質:法定給付に基づき、給付要件を満たせば給付される
- 違い:社会保障なので『給付が原則』
労災保険
- 目的:業務災害や通勤災害で被害を受けた労働者を守る補償制度
- 性質:(「認定」が条件)医療費自己負担無し・休業補償・障害補償など
- 健保との違い:「認定」が条件。労働災害=「災害医療」で、手厚く保障される
自賠責保険
- 目的:交通事故の負傷者を救済するための賠償責任制度
- 性質:「過失割合」が前提となる補償(傷害の上限120万円)・慰謝料・休業損害など
- 健保・労災との違い:交通事故=「交通災害」だが、損害賠償制度のためケガや損害を立証する責任がある
👉 健康保険は「日常生活上の」、労災保険は「業務・通勤中の」、自賠責保険は「自動車交通中の」が前提でそれぞれ『法制化』されています。
それぞれを理解して制度対応に活かすことが、施術所経営を左右するカギとなるのは、ご理解いただけたかと思います。
セミナーで見えた柔整師の現状
先日(8月24日)「自賠責保険を取り扱う上での経営論」セミナーを開催しました。
冒頭に「健保・労災・自賠責の違いを理解していますか?」と質問したところ、
手を挙げた人はゼロでした。【会場参加:11名 zoom参加:13名】
多くの柔整師は、制度を混同させたまま患者対応をしているのが現状です。
その結果、経営が安定しないどころか、患者に不利益を与えている現実が明らかになりました。
集客をどれだけ頑張っても、この基礎を無視していれば「穴のあいたバケツに水を注ぐ」ようなものです。
「集客の否定」ではありません。
「集客は永遠のテーマ」を前提に、「知識武装(盾)」無き集客は自院と患者の不利益となることを知ってもらうための情報公開です!
集客第一主義 < 知識第一主義
柔整師にとっての本当のスタートラインは、
制度の本質を理解することです。
集客第一主義に走る前に、健保・労災・自賠責の原則を押さえることで、患者に迷惑をかけず、経営の安定化も実現できます。
👉 少しでも重要性に気づいてもらえたなら、「制度理解」を揃えることから始めましょう!
次回へ続く。
🔥 柔整師の知識レベルを一気にアップ!