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令和8年度療養費改定|新たな請求パターンと部位転がしを考える②
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令和8年度療養費改定|新たな請求パターンと部位転がしを考える①
常連患者の逃げの請求調整は、売上ロスも極めて大きい
例えば、3部位負傷・月5回通院患者を、年間8部位管理のために調整した場合、後療料計算で大幅な減収が発生します。

令和8年度柔整療養費改定|新たな請求パターンと部位転がしを考える②より

画像例では、
1患者あたり年間23,895円減/枚
という試算になります(事例として算出)。
また、年間8部位管理のためにために2部位調整した場合、こちらもまた不整合が発生します。

常連患者数、
- 月間◯◯枚
- 年間◯◯◯枚
長期患者中心院となれば、年間減収インパクト、照会・調査(患者・施術者)リスクは極めて大きくなります。
つまり今後は、
「審査回避のために請求調整をした結果、自院の経営を圧迫する」
という現象が十分起こり得ます。
小手先の請求調整では、もう通用しない
ここで重要なのは、
「どの請求パターンなら安全か?」
ではありません。
本当に重要なのは、
「なぜ、その通院になったのかを説明できるか」
です。
つまり必要なのは、
- 治癒判断
- 治癒から新たな負傷の整合性
- 急性・亜急性の外力による外傷性の説明
- 通院理由の一貫性
- 患者状態の変化記録
- 時系列管理
これらを含めた、「説明可能な通院設計」です。
逆に言えば、ここを持たずに、
- 請求だけを調整する
- 部位だけを散らす
- 日数削減で帳尻合わせ
- とりあえず継続通院させる
という運用をすると、将来的に極めて危険です。
なぜなら、請求は“点”ではなく、“線”で見られる時代に入っているからです。
今回の改定は、“柔整業界の時代転換”である
今回の療養費改定は、単なる料金改定ではありません。
これは、柔整業界全体に対する、
「通院構造を見直してください」
というメッセージでもあります。
SNSでは、「レセプト構造を見直せ」系が出回ってますが、「どう請求するか?」は論外です。
今後は、
「請求構造の時代」から、“通院構造の時代”へ変わる
と言えるでしょう。
おそらく今回の改定は、多くの施術所にとって、
「今まで通りでは通用しなくなる転換点」
になります。
だからこそ今、
“制度を正しく理解した上で、原則通りに動くこと”
が重要です。
逆に言えば、制度を“知ってるつもり”のまま動けば、知らないうちに“重点審査対象”へ近づいていく可能性もあります。
最後に、「逃げの請求調整」の最後の砦として、“同一部位”を複数選定し、年間8部位を管理しようという発想をお持ちの先生へ。
現状の解釈だと、「直近1年通算8月」とは、1人の患者に“直近1年で8枚レセプトがある”ことになります。

9部位以上とは、「同部位算定の場合を除く」とは記されていないので、“各月のレセプト用紙の負傷名欄に記された新規負傷名が9傷以上”ということになります。
つまり、よく寝違いやぎっくり腰、突き指などを繰り返す患者がいたとします(仮にですよ)。その患者群の中で直近1年で8枚以上のレセプト用紙の負傷名欄に“同一部位の新規負傷が9回”ある場合、該当するということになります。
ケガをしやすい患者が償還払いになる⁈なんとも理不尽な見直しですね。
さて、5月も末を迎えようとしてますが、厚労省から正式な通知が未だ出ておりません(5月28日午前10時時点)。
何か都合の悪いことでも出ているのでしょうか?笑
次回から、改定開始の7月に向けて“現場で取り組んでおかなければいけないこと”を配信していきます。
前回お伝えした、5月31日の解説セミナーですが、会場は残席6席です。
問い合わせ:DM・info@izking.comまで。